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EXHIBITION

A Myth of Two Souls
二つの魂の神話 ヴァサンタ ヨガナンタン 写真展

Longing For Love, Danushkodi, India, 2018 ©Vasantha Yogananthan

Longing For Love,
Danushkodi, India, 2018
©Vasantha Yogananthan

Luva And Kusha Munger, India, 2014 ©Vasantha Yogananthan

Luva And Kusha
Munger, India, 2014
©Vasantha Yogananthan

The Crossing, Madhubani, India, 2014 ©Vasantha Yogananthan

The Crossing,
Madhubani, India, 2014
©Vasantha Yogananthan

Rama Combing His Hair Ayodhya, India, 2015 ©Vasantha Yogananthan

Rama Combing His Hair
Ayodhya, India, 2015
©Vasantha Yogananthan

Secret Door Avani, India, 2016 ©Vasantha Yogananthan

Secret Door
Avani, India, 2016
©Vasantha Yogananthan

Magic Jungle, Jog Falls, India, 2016 ©Vasantha Yogananthan

Magic Jungle,
Jog Falls, India, 2016
©Vasantha Yogananthan

2019.9.3 TUE - 9.29 SUN

12:00 - 19:30 無休 入場無料

INTRODUCTION

シャネル・ネクサス・ホールでは、2019年度展覧会プログラムの最後を飾る企画展として、フランス人フォトグラファー ヴァサンタ ヨガナンタンの日本初の個展「A Myth of Two Souls」を開催いたします。2015年にマグナムフォトアワードを受賞し、2017年にはその年の期待される新進写真家としてICP (国際写真センター) インフィニティアワードに輝いた注目のフォトグラファーです。彼の作品は、ドキュメンタリーとフィクションの間にある世界を探求しています。
 
「A Myth of Two Souls」は、紀元前300年頃に詩人ヴァールミーキが編纂した『ラーマーヤナ』に着想を得て制作されました。『ラーマーヤナ』はヒンドゥー教の聖典の一つであり、『マハーバーラタ』と並ぶインド二大叙事詩。何世紀にも渡って幾度となく書き換えられ、再解釈され、現在もインド、東南アジアで書物だけでなく舞台、コミック、TVドラマなどさまざまなメディアを通して広く親しまれています。

物語の登場人物は、ラーマーヤナ王国から14年間追放されたアヨーディヤーの王子ラーマとその妃シーター。国を追われて暮らしているうちに、シーターはスリランカの王ラーヴァーナにさらわれてしまいます。これを機に、二つの王国は戦争に突入することになります。『ラーマーヤナ』は古典的な叙事詩—恋物語、誘拐、戦争—であると同時に哲学的な物語でもあります。
 
ヨガナンタンは、2013年からインドを北から南へ『ラーマーヤナ』の物語の道筋を辿り、現地の人々と生活を共にし、『ラーマーヤナ』からインスピレーションを受けて撮影を行いました。ヨガナンタンの一連の作品は時空の旅という概念を核として、この古典作品を現代的に読み直すことを提案しています。
 
「A Myth of Two Souls」のストーリーは、風景写真と『ラーマーヤナ』の役柄を演じる人物の写真によって展開されます。前者は、『ラーマーヤナ』の中で描写された、現代インド人にとっては伝説的な風景。後者は地元の人々に自分の心に刻まれたシーンを演じてもらっています。4×5インチ大判カメラでモノクロ撮影した作品には、伝統的な手彩色を学んだインド人画家が着色を施しました。現実とフィクションの境界線が曖昧になった、叙事詩的な旅へと見る者を誘います。
 
「A Myth of Two Souls」プロジェクトは現在進行中で、2016年から2020年にかけて、ラーマーヤナの全7巻に対応する7冊のフォトブック (「Early Times」、「The Promise」、「Exile」、「Dandaka」、「Howling Winds」、「Afterlife」、「Amma」) として出版されます。

ARTISTS

ヴァサンタ ヨガナンタン

1985年生まれ、パリ在住。ドキュメンタリーとフィクションの狭間を写し出す作品に取り組む。長年にわたり、自然光に基づく特有のカラーパレットを展開し、「A Myth of Two Souls」(2013-2019) プロジェクトでは、地元のインド人画家と協働して伝統的な手彩色を復活させた。本プロジェクトは、ヨガナンタンが2014年に共同設立した出版社Chose Communeから、2016年から2020年の間に7冊の写真集として刊行予定。
 
主な受賞歴
「マグナム・フォト・アワード」(2015)
「ルヴァロワ賞」(2016)
「ICPインフィニティ・アワード新人賞」(2017)
「FOAM Talents」(2017)
「カメラ・クララ賞」(2018)