Home » フランス人が描く日本の情緒「Japon à pinceau levé」
Chanel Nexus Hallでは「Japon à pinceau levé」という絵画展が開催されました。
こちらの絵画展では、なんとフランス人画家が絵筆を使って日本の情景を一枚の絵に仕上げています。
海外アーティストが表現する新しい日本の情緒を体感できると評判になりました。
Chanel Nexus Hallで開催された「Japon à pinceau levé」は、フランス人画家「ベルナール・ジョナー」の絵画展です。
若い頃から絵画に対して強い興味や向上心を持っていたジョナーは、15歳という比較的早い時期にスペイン人のベルメホ・アベンザから美術指導を受けるようになりました。
高校を卒業後には、パリの国立高等美術学校に入学し、様々な画家から刺激や影響を受け成長していきます。
ローマコンクール第1位やアトリエコンクール金メダル等、デッサンと絵画で輝かしい成績を残しています。
新進気鋭のアーティストとして注目を集め始めてからも芸術に関する探究心は枯れる事がなく、漫画や彫刻といった様々なジャンルの芸術技術の研究も行っていたと言われています。
ジョナーは、デッサンと絵画以外にも、肖像画や貼り絵といった様々な芸術作品を発表しています。
また、ジョナーはアーティストとして活躍をしながら、芸術・美術指導で後進の育成にも力を注いでいる事でも知られています。
現在も作品制作と平行して、学校で教鞭をとりながら自身のアトリエでの個人レッスン・グループレッスンを行っています。
ベルナール・ジョナーの絵画展「Japon à pinceau levé」は、ジョナーが初めて日本を訪れた時に見た光景をありのまま作品に落とし込んでいます。
日本人ではなく、フランス人であるジョナーが見て感じた日本の光景には、日本人が気付く事のできなかった様々な情緒が存在していました。
展示会で公開されているジョナーの作品の多くは、古典的な技術が活用されていますが、日本の情緒・情景をジョナーらしく表現するために新しい試みや斬新なアイディアも詰め込まれています。
日本人が忘れていた平和な日常や今まで気付けなかった日本の魅力を発見できると高い評価を得る事に成功した展示会として話題を集めました。