こんにちは！私も大人になってからピアノを始めた一人です。 最初は楽譜選びに本当に悩みました。 どれを選べばいいのか、何を基準に選べばいいのか、全然気づきませんでした。挑戦を重ねて、今ではしたコツを掴んだような気がします。 今日はその経験を踏まえて、ピアノ初心者に向けて楽譜選びのコツを伝えます。
楽譜選びの重要性
まず、楽譜がなぜ大切なのか、少し考えてみましょう。
作曲家が楽譜に記した音楽は、楽譜が読める人なら誰でも理解することができます。 何世紀も前に、はるか遠い地で作曲された音楽も、楽譜があれば誰もが演奏できるのです。程度、楽譜は音楽を伝える重要なツールなんですね。
良い楽譜を選ぶことで、ピアノ学習が楽しく進みます。正しい楽譜は、あなたの学習ペースに合わせて段階的に技術を向上させさせていただきます。逆に、レベルに合っていない楽譜を選んでしまい失敗してしまう可能性も高くなります。
でも、書店や楽器店に行くと種類が多すぎて困りますよね。 「この楽譜がいいのかな？」「でもこっちも魅力的だな…」と悩んでしまうのは、初心者あるあるだと思います。
そこで、失敗しない楽譜選びのポイントを5つまとめてみました。これらのポイントを押さえておけば、きっと自分に合った楽譜が見つかるはずです。
楽譜選びの５つのポイント
1.レベルに合った楽譜を選ぶ
初心者の方には、シャープ（♯）やフラット（♭）の数が0〜3つ以内の曲が掲載されている楽譜がおすすめです。これらの記号が多いほど、楽譜を読むのに時間がかかります、黒鍵を使う機会も多いので指に負担がかかります。
私の経験では、始めて1年くらいは♯や♭がつかない曲を中心に練習し、徐々に増えていくのが良いでしょう。例えば、最初は「ハッピーバースデー」や「きらきら星」のような簡単な曲から始めて、少しずつ無理を上げていくのがいいですね。
また、「ピアノ初心者」と一言で言っても、実力は様々です。
- 一応音声は読める
- ド音符も分からない方
- あの音楽の教科書レベルなら覚えている方
- ピアノ以外の楽器の経験がある方
レベルを正直に見て、それに合った楽譜を選びましょう。レベルに合っていない楽譜を選んでしまうと、すぐに挫折してしまう可能性が高くなります。
2. 音符の大きさと見やすさをチェック
楽譜を開いて、音符が小さすぎたり薄すぎたりしないかチェックしましょう。 特に大人の方は、目に負担をかけない楽譜を選ぶことが大切です。
私のおすすめは、なんとなくはっきりと音符が書かれた楽譜です。通用しない場合は、コピーしてスケッチブックに貼り付けるという裏技も。自分だけのオリジナル楽譜を作るのも楽しいですよ！
実は、この「見やすさ」は思っていた以上に重要なポイントなんです。 なぜなら、楽譜を読むのに苦労すると、演奏自体に集中できなくなってしまうからです。 特に初心者の方は、音符を読むということと、実際に弾くことの両方に注意を払う必要があります。
私の場合、最初は音符が小さい楽譜を使っていましたが、目が疲れてすぐに練習を中断してしまうことが多かったです。でも、途中楽譜に変えてからは、長時間集中して練習できるようになりました。
3. 収録曲数は適度に
曲数が多いほうがお得に感じますが、実は今日もありません。
私の経験上、半年〜1年以内に1冊にするか終了ぐらいのボリュームが理想的です。ページでも開きやすく、スマートな楽譜を選びましょう。
具体的には、30曲程度収録されている楽譜がちょうどいいかもしれません。1週間に1曲のペースで練習すれば、半年〜1年でちょうど1冊終わる計算になります。は適当な目安で、個人の練習ペースによって変わってきます。
また、曲数が少ないからといって、その楽譜が劣っているわけではありません。ない楽譜を買ってしまうよりは、少ない曲数でもしっかり練習できる楽譜を選んだほうが良いでしょう。
4. 解説の量は適度に
曲の解説や演奏のポイントが多すぎる楽譜は避けましょう。楽譜全体が見づらくなり、演奏に迷惑になることがあります。
また、音符全てにカタカナで音名が書かれているものもあり、個人的にはおすすめしません。 カタカナ表記に頼りすぎて、いつまでも音を覚えられない可能性があるからです。
私のおすすめは、シンプルで余白のある楽譜です。必要な情報は自分で鉛筆で書き込むのが一番です。これには大きな暇があります：
- で書くことで、その情報がより記憶に残りやすくなる
- 必要な情報だけを載せているので、楽譜が延びる
- 上達に伴って不要になった情報は消えることができる
たとえば、最初は音符の名前を入力して、覚えたら消えます。次は和音の名前を入力して、覚えたら消えます。このように、自分の成長に合わせて楽譜をカスタマイズしていけるんです。
曲の背景や作曲家についての情報は、音楽をより深く理解する上で役立ちます。これらの情報は、楽譜とは別のページに記載されているものを選びましょう。
5.シリーズ化された楽譜を選ぶ
上達を見据えて、シリーズ化された楽譜を選ぶのがおすすめです。1冊で演奏技術を公開することはありません。
私も「楽譜は消費品」という意識で、どんどん進めていける楽譜を選びました。次に何を練習するのかが明確な状態でレッスンをスタートさせて、モチベーションも維持しやすいですよ。
シリーズ化された楽譜の禁断は以下の通りです：
- 段階的に困難度が上がっていくので、無理なく上達できる
- 同じ編集方針で作られているので、楽譜の解釈に馴染みやすい
- 次に何を学ぶべきかが明確なので、長期的な学習計画が立てやすい
私の場合、最初は単発の楽譜を買っていたのですが、次に何を練習したらいいのかわからなくなってしまいました。でも、シリーズものの楽譜を使い始めてからは、「次はこの曲を」 「練習しよう」と目標が明確になり、練習のモチベーションが上がりました。
おすすめの楽譜
それでは、具体的におすすめの楽譜を紹介していきます。これは私自身が使った経験や、多くの生徒さんに人気の楽譜です。
ヤマハ出版「ピアノ悠々塾」
これは教本、教則本、曲集の要素が全て含まれた優れた楽譜です。音符が大きく掲載されているので、80代の方にも愛用されているんですよ。
懐かしの童謡唱歌から映画音楽、洋楽、クラシックまで幅広いジャンルの曲が掲載されています。
私も使ってみましたが、入門編から初級、中級とシリーズ化されているので、長期的な学習計画が立てやすかったです。
特に先生た点は以下の通りです：
- 音が大きく響いている
- 曲のレベルが段階的に上がっていく
- 様々なジャンルの曲が収録されているので、飽きずに練習できる
- 各曲に演奏のポイントが記載されているので、独学でも学びやすい
ただし、曲の解説が多いので、見にくいと感じる方もいるかもしれません。その場合は、その場紹介した「必要な情報だけを書き込む」方法を活用してみてください。
脳トレピアノ®出版「脳トレピアノ®曲集」
これは懐かしい童謡唱歌や憧れのクラシックが弾きやすくアレンジされている曲集です。1巻、2巻とシリーズ化されていて、レベル順に掲載されているので進みやすいんです。
最大のポイントは、歌曲も掲載されていることです。講師のピアノ伴奏に合わせて懐かしい曲を歌うこともできます。
私はピアノだけでなく歌にも興味があったので、この楽譜で楽しく練習できました。
この楽譜の特徴は以下の通りです：
- 脳トレ効果を意識したアレンジになっている
- 歌とピアノを同時に楽しめる
- 曲に関する豆知識が掲載されていて、読み物としても楽しめる
- レベル順に曲がり並んでいるので、無理なく上達できる
特に、歌とピアノを同時に楽しめる点は大きな魅力です。 歌うことで、メロディーラインをより深く理解できますし、音楽を全身で感じることができます。 また、脳がトレ効果を意識しているので、認知機能の維持・向上にも使えるかも知れません。
「バイエル」
ピアノ教の王道といえば、やはりバイエルです。106曲全てが番号で記されていて、1番の一瞬から始まり、両手演奏まで段階的に見て上達するような構成となっています。
最近は子供のレッスンではあまり使われなくなってきていますが、私はこの楽譜でしっかり基礎を学びました。各曲に隠された意図を考えながら練習することで、音楽的な表現力も身につけた気がします。
コツコツ練習を続ける気持ちのある方には、おすすめの1冊です。
バイエルの特徴は以下の通りです：
- 基礎から段階的に学べる
- 技術面で達成が実現しやすい
- 古典的な教則本なので、多くのピアノ教師が精通している
- 音楽理論も同時に学べる
ただし、バイエルは曲名がないだけなので、モチベーションを考えるのが難しいと感じる方もいます。その場合は、バイエルと並んで好きな曲の楽譜も練習するのがおすすめです。
まとめ：楽譜選びのアドバイス
ここまで、楽譜選びの5つのポイントと、おすすめの楽譜を紹介してきました。最後に、これらをまとめて具体的なアドバイスをお伝えします。
- レベルに合った楽譜を選ぶ（♯♭は3つまで）
- 店頭で楽譜を確認する際は、曲の規定に記されている♯♭の数をチェックしましょう。
- 音符が壊れた楽譜を選ぶ
- 店頭で楽譜を開いて、音符や濃さを確認しましょう。
- 目が疲れやすい方は、特に注意が必要です。
- 収録曲数が適当な楽譜を選ぶ
- 30曲程度収録されている楽譜が理想的です。
- 分厚すぎる楽譜は避けましょう。 持ち運びや譜面台での使用が不便になります。
- 解説が適度な楽譜を選ぶ
- シンプルで余白のある楽譜を選びましょう。
- 必要な情報は自分で鉛筆で書き込むのがおすすめです。
- シリーズ化された楽譜を選ぶ
- 長期的な学習計画が立てやすいシリーズのものを選びましょう。
- 次に何を練習すべきかが明確になり、モチベーションの維持にも役立ちます。
これらのポイントを押さえて楽譜を選べば、きっと満足のいく楽譜が見つかるはずです。
終わりに
ピアノ初心者にとって、楽譜選びは重要な第一歩です。正しい楽譜を選ぶことで、ピアノ学習がより楽しく、効果的になります。
この記事で紹介したポイントやアドバイスを参考に、ぜひ自分に合った楽譜を見つけてください。になります。
覚えておいてください、それは単にページ上の音符を読むことではなく、演奏している音楽を理解し、楽しむことです。
最後に、楽譜選びに悩んだら、ピアノ教室の先生や楽器店のスタッフに相談するのがおすすめです。 経験豊富な方々のアドバイスは、きっと役に立つはずです。
合った楽譜で楽しくピアノを始めましょう！ ピアノ演奏の素晴らしい世界があなたを待っています。頑張ってください！